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 宇宙のはじまり〜人のなりたち

宇宙とは・・・

宇宙の一員である人類・人とは

 

 

宇宙

私たちが知る宇宙

この宇宙には始まりがあります

​​

すべてのはじまり...

そう、それはただひとつから

いつの頃、どのようにして、なぜかは未だ分かっていません。

ある時このただ「ひとつの宇宙」(注1)に、生命がきざし、独特の自己目的をもった意志が生じました。

やがて、その意志の自己認識としての意識が生まれました。

それにより、それまでただ1つであった状態に動きが起こり、この「ひとつの宇宙」は意識と物質の2つの宇宙として、それぞれの機能を持つようになりました(注2)

この意識と物質2つの宇宙の関係には、『同じではなく、「ひとつの宇宙」の同じ性質を持つ』(注3)宇宙意識の働きかけが起こることによって、物質が形を成す(注4)という特徴があります。

この大自然宇宙は私たち人類とは違い、宇宙自体が人がするような認識をしているわけではありませんが、宇宙はただあるのではなく、生命が宿り、意志や意識、それにともなう基本原理がそなわっているのです。

【注1】宇宙は元来一元。このただひとつの一元状態の宇宙の内容は、(何も無い)ではなく(有る)なのだが、動きのない状態。この宇宙を宗教では空(くうなる宇宙)と呼び、空とは宇宙万有が存在する極限のこと。科学においてその状態は、宇宙現象ビッグバン以前の事に当たる。

【注2】二元の始まり。

【注3】同一ではなく相似( 共通要素−最小要素十七個 ) 

【注4】宇宙は波動で成り立っている。主体:意識(知的活動=霊波)→ 客体:物質(物的波動=電波)主体と客体が交流することで現象が生まれるが、意識の働きかけによって物質が形を成す。

​(参考:量子力学・素粒子、観測問題)

人とは

空気、水、惑星、鉱物、植物、動物、人類、その他の生命体...

見える見えないに関わらず、宇宙の中のあらゆる存在はすべてただ「ひとつの宇宙」の創造物です。

その宇宙創造物の中で私たち人類は、「ひとつの宇宙」の機能である「意識と物質」2つの宇宙をそれぞれ分けて感知する機能が与えられました。(注6)

人は他の創造物と同じように「ひとつの宇宙の要素でつくられていますが、その感知機能により意識と物質を別のものとし「心と体で構成されていると認識します。また「私とあなた」や「私が木を見ている」のように、「私=主体、あなた・木=客体」など自覚の有無に関わらず主体客体の認識もします。

ではここで、人の構成要素である心と体についてみていきましょう。

人が感知する宇宙みなもとの意識を、私たちは心または精神と呼びます。

心(精神)は、宇宙意識とつながっていて宇宙の内容がはっきり形を成しており、私たちが日頃コロコロ変わり掴みどころがなく感じている心は、その宇宙の基本形がもとになっています。(注7)

体は、宇宙の物質素材の肉体と、その外側に広がる一般的には目に見えないエネルギー体で構成され一体をなし、宇宙のエネルギーとつながっています。

心と体の関係はやはり宇宙の法則通りの成り立ちで、宇宙意識センサーである心が主体で物質である体が客体になります。そして主体の心の働きかけによって客体の体が反応をします。

一般的に双方向に捉えられがちではありますが、正確には心から体への一方向のみであって、体から心への働きかけはありません。ただ体の状態に心が影響を受けるだけなのです。(注4)(注8

こうして宇宙の成り立ちと人の成り立ちを知りますと、宇宙と人は根本部分で相似であることが分かります。まさに人は宇宙の子です。

話が宇宙と人までつながってきましたので、簡単におさらいをいたします。

すべてのはじまりのただ「ひとつの宇宙」は、意識と物質の2つの内容を含んでいます。「主体・宇宙意識→客体・物質」

宇宙の子である「人」は、心と体の2つで構成され、どちらも宇宙の要素がもとになっています。「主体・心(精神)→客体・体」

では、宇宙意志(意識)を感知する宇宙の子である人の心(精神)と体のもとでもある大自然界物質、いわゆる「精神と物質」との関係性はどうなっているのかといいますと、どちらも宇宙内のことですから宇宙の法則通りで、「主体・精神→客体・物質」の関係です。人の意識が向けられることで、物質に動きが生まれるのです。(注9

ここで、話を人のことに戻しまして

人が生まれる前の状態は、生まれる前はどこにいて亡くなるとどこに行くのでしょうか...

それは、人が生まれる前は「ひとつの宇宙」そのものだったのです。

宇宙生命による宇宙意志が働くことで、宇宙の意識センサーである心と物質である体の機能を与えられ、人としてこの世に生を受けます。そしてひとたび肉体に終わりの時がくると、また生まれる前の「ひとつの宇宙」の状態に戻るのです。

これが宇宙における人の循環のしくみです。

それでは、人はどうして生きていられるのでしょう...

肉体からの説明は医学でされておりますが、その肉体を維持しているのは何なのかに話がおよびますと、心の分野でいわれている神・仏・大いなるものによってなど、あいまいな話になってしまいます。

しかし、そのあいまいな話が的を大きく外れているかといいますとそうでもなく、誰もが一度はこの自分より大きな何かの存在を感じたことがあるのではないでしょうか。​

この大きな存在と感じるものが、実は「ひとつの宇宙」であり、人は心を通じてこの「ひとつの宇宙」を感じています。

そして人は、この「ひとつの宇宙」のもつ宇宙生命によって生かされているのです。

それゆえ究極的なところでは、一般的に捉えられている生死に関して、人の希望通りには行かないのです。

【注6】主体客体識別認識機能

【注7】先天数十七 根本律動数八 次元数五など、宇宙の原理原律(宇宙生命意志の内容=神仏と呼ぶ)を意識し自覚する活動体が人の心。神仏(宇宙生命意志の内容)無ければ人は無く、自覚体である人は宇宙の内容を知る事ができる。両者は不可欠の関係で、不二一体のもの。

【注8心の成長をうながす目的で肉体に働きかけをしても本質的な心の成長にはつながらない、直接心への働きかけが必要。

【注9】主体:人間生命固有の振動 → 客体:大宇宙自然界固有の振動

【注10人が心で感じる宇宙のみなもとのことを神・仏・大いなるものと呼んでいる。

心を自覚するためには

現在人類は、人としてどのような状態にあるのでしょうか。

今までのお話から人は心と体を持っていることが分かりましたが、人類の中には心や肉体における超能力といわれるような現象をおこす人がいます。

それらは現代では数少ない人の出来事なので、通常の能力を超えたことのように思われています。

 

しかし実際は、すべての人に与えられている能力で、使うことができるのです。

ただ現代人は使う方法を知らず、ほとんど能力は眠ったままなのが現状です。

ではその眠りからどうさませばよいか、それは心の状態をエネルギーが感知できる状態にまで上げることですが、あせらずに一歩一歩積み重ねていくことです。

段階をふんで主体である心が上がっていくことにともない、体も変化していき、人としての波動が上がる、これが人とエネルギーの関係における本質的な成長の過程です。(この過程をないがしろにしますと、心身に差し障りが生じることもあります)

これからますます心の状態を上げていく環境が増えていきます。

その中で取り組んでいくならば、現代人の心は、大昔宇宙のみなもとと一人ひとりがつながっていた時のような心に変化していきます。

他の媒体を介さずとも、自分自身が直接宇宙のみなもととやり取りができるようになります。正確には宇宙のみなもとと同化、そのものになります。

そして宇宙のエネルギーが滞りなく扱えるようになり、誰もが与えられている能力を希望するところまで使いこなせるようになっていくでしょう。

心の状態を上げるポイントは、常に自分の心の状態を把握すること、把握できる自分でいることです。

そのための心のつかみ方は色々ありますが、ここで一番重要になるのが心のしくみ自体を知ることです。

しくみを理解していれば、どんな状況になっても現状を調べることや戻ることができます。迷子になることはありません。

この心のしくみにつきましては現在のところ、肉体専門の医学をはじめ、心を扱う宗教や哲学の分野でも、精神性を専門としている分野でも詳しい説明がされていません。

しかし私たちは、今それを知ることができます。

遠い遠い昔に人類の祖先が、心とは何かを解明し心のしくみの全容を、現代の私たちに残してくれています。

次の項では、その「心とは何か」にふれていきましょう​。

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