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書籍・音声のごあんない

 

コトタマの復元がはじまり、手探り​の時代をへて本質にたどり着かれた

小笠原考次氏、その後を引き継がれた島田正路氏の著書一覧

両氏はともにご逝去されているため、私たちがコトタマの詳細を学ぶ(確認)方法は、お二人の残された著書が参考になります。

コトタマによってこの世の全体像を把握するためには、両氏それぞれが特徴とする両方の内容に触れられることをおすすめいたします。どちらからでも差し支えありませんが、最終的に両方網羅することで全体の理解が深まります。

著書内容のご紹介は、著者が示唆する注意点を踏まえることで正確な理解につながるため、注意点もあげ、言葉を変えずに著書内より抜粋いたします

島田氏の「古事記と言霊」のみ、氏が著書をテキストとし、約2時間22回にわたりご講義をされた時の音声をお聴きいただけるよう載せておきます。

ご講義では、まず古事記原文を読まれ、その後につづく解説内容をより皆さまに分かるようにとさらに詳しくお話されております。

著書と照らし合わせながらお聴きいただきますと、いっそう深いご理解が得られますので、どうぞご活用くださいませ。

「古事記と言霊」著書画像下部【ご講義音声】欄より、クリックしてください。

小笠原孝次氏 

古事記内容と心の内とを照らし合わせることに気づかれた方。(その気づきなくしてコトタマ原理解明はありえなかった程の出来事です)

氏の著書の特徴はご本人の言葉にもありますように、主にコトタマ観点からの「概念や比喩による様々な分野の解説」です。コトタマを通して世の現象把握につながります。

【 書籍画像 】をクリック してお読みください
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言霊による

​法華経要義

​1959 ( S34.7 )

阿耨多羅三藐三菩提、すなわち人類の一切種智の運用原理とは如何なるものであるか、法華経をテキストとして、併せて聖書と皇天古事記に参照しながら、行法と原理の両面から解き明かして行く。(はしがき)

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第三文明への通路

​1964( S39 )*

 「天皇の世界経綸の原理とその歴史と将来 」 

人間性の原理と世界文明史の真相…言霊の観点から、人類が大自然生活から与えられた種の内容が活動を始めた時よりの世界歴史の解説。(序)

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言霊入門

無門関

​( 非売品 )

​1967( S42 )

それぞれの公案の意味と付随した内容を掲載

念仏と禅のいづれの場合にしても宗教は理屈ではなく実地の体験であるから実修を伴ふことを必要とする~毎日せめて三十分間、専心称名し、或はひたすら打坐する規則をみずからに定めて実行することである。(はしがき)

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​神道から観た

歎異抄講話

​( 未刊 )

​19678( S43 )

神道、コトタマの観点から歎異抄を解説

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​古事記解義

​言霊百神

​1969 ( S44.6 )*

『言霊の冊子が出来た出来たんだ!出来たんだよ!と大空に叫ぶ!』 ここに嘗て(かつて)先師山腰明将氏、武智時三郎氏に就いて学び、更にみずから新たに思索して得たところをまとめ上げて、不完全ながら此の百神の原理の一通りの解説を予定通り終えることが出きた。〜古事記の神代巻を必ず座右にして此の冊子をお読みください。(はしがき)

道の教科書である古事記を釈くことは自己を釈き、人間の知性すなわち精神的性能を釈き、世界と宇宙の内面を釈き、恒常の「中今」に活動している生命を釈くことである。 (P272)

繰返し述べるが、もとより本書が完全なものであるわけがない。(何故ならば概念や比喩を以て完全に麻邇を説明する事は不可能であって、完全なものは布斗麻邇五十音そのものであるからである。)斯うして概念や比喩や行道を以て五十音を釈くことは、言霊の発生と構造と運行を著者自身の現在の時点に於て、一応全体として理解把握しようとする業であって、この説明が布斗麻邇そのものではない。これを読む人はこの説明を「指月の指」として、更に各自が五十音の把握体得に努めて頂かなければならない。(はしがきより)

この講義は三種の神器の基礎学である言霊布斗麻邇百神の意義を一通り解明した所までで止めて、その先とその内容の精密な解明はいずれ神機と時期を待つこととする。(P271)

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大祓祝詞解義

​1970 ( S45.8 )

大祓は四千年前すでに世界が今日の事態に到達すべきごとを予定して、その処理法を禍が未だ現れぬ時代から、咒文の形式を以ておしえてある皇祖皇宗天津日嗣の経綸の予定書であり、その指導書の一つである。

 ー本冊子は大祓祝詞講義の概要ー(P3)

本冊子は大祓祝詞講義の概要であって、大祓の正解詳細な実践は古事記の「禊祓」であるから、そのためには是非とも言霊百神の原理を理解体得することが必須である。(P4)

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世界維新への進発

​1975 ( S50.10 )

毎日一回講話と座談の会を催し、冊子を作って小論文を発表して来たもの。同時に既刊の「第三文明への通路」「言霊百神」「大祓祝詞解義」等の更に詳細の解説であり、その後の思索研究の発表でもある。

随筆風に並べてある。(序)

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言霊精義

​1977 ( S52.11 )

「言霊百神」の中でなお不鮮明であった部分の概念化を続けて来たもの。

言霊は哲学や宗教ではない。芸術や武道でもない。これを信仰や祈りや特殊な肉体的修練を要するものではない。言霊には教派も宗派も流儀も存在しない。誰がやっても必ず同一の唯一の結論に到達するもの。

言霊を説く時、歴史や哲学、宗教、芸術に関連する所が多いので、一部分にこだわらない様に一応自由な随筆風に。 (はしがき)

言霊の母音、父韻、子音は、単なる理屈(抽象的概念)ではなく、実在であり事物の実相の原理であるから、体験体認(心理の証明)の裏付けがなければならぬ。体認は心理の証明であって、証明がなければ心理にはならぬ。

古事記や聖書や仏教典の様な比喩や象徴やドグマの教理ではなく、また言霊の単音だけを語呂合せ式にいきなり並べたものでなく、それを現代人が慣れて居る概念に翻訳してあるから、人類の最も難解な学問である言霊が入り付き易く味わい易いものになって居る。然し概念は依然心理の容れ物であって、心理そのものではない。〜本書の概念には中実があるから、めいめいがその概念の蓋を開いて、その中の生命の原理を自分自身のものとして頂こう。(あとがき)

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言霊開眼

​不明 1911年の

「言霊精義」以降 

人間霊魂生長を三段階、(一)シャーマニズム、(二)宗教的な悟り、(三)言霊布斗麻邇(麻邇宝珠)に分けて説いた。

この三つは夫々の魂の領域ではない。魂にはこうした三つの部分が有ると云う事でない。部分ではなくて心魂の発達、生長の段階であり順序であり、五重塔ウオアエイを行の上から説いたわけである。平面的な領域と立体的な次元的段階を混同して考へてはならぬ〜。​(むすび)

未発表作も含む・全​書籍日付は「言霊開眼」に明記されたものより記載・現在「第三文明会」は存在しておりません

島田正路氏 

先師小笠原考次氏より後を任され、コトタマ原理の完全な解明をはたし、現代初のコトタマ自覚者となられた方。

入門から順にご紹介してありますが、「古事記と言霊」はコトタマの手引書である古事記にそっての精密な詳細と人類の歴史を一冊にまとめられたものです。古事記の項に関してはあわせてご講義の音声も公開しています。

「コトタマ学(集成書)」は会報をまとめたものですが、原理内容のより詳細の解説や日常的な事などがまとめられています。

● コトタマの学び方については関連資料・コトタマ編「コトタマの学び方」をご参照ください

【 書籍画像 】をクリック してお読みください
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コトタマ学入門

1999 ( H11.2)

人間の「こころ」と「ことば」の真実

私たち日本人の心の故郷であり、また日本語が作られる語源ともなった日本民族伝統の言霊学(コトタマノマナビ)紹介の書。(はじめに)

人間が新しい時代に生きていくための心であり、同時に言葉でもあるものとして『コトタマ学入門』(おわりに)

本書は言霊学紹介の入門書でありますので、『古事記』・『日本書紀』の神話から言霊学の道筋の解明などの話は言霊学本論の書に譲り、日本人が日頃興味をもたれる事柄から言霊の解説をさせていただくこととしました。(はじめに)

*この書は先に出版された『コトタマの話』の大改訂版です

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言霊   (絶版)

​1987 ( S62.10 )

これから言霊(ことたま)の話をしましょう。みなさんが小学校で習ったアイウエオ五十音図が、なぜ右の行の母音が上からアイウエオの順で並び、横の上段がアカサタナハマヤラワの順で並んでいるかご存じでしょうか。〜どうしてもこの順序で並べなければならない理由があるのです。この理由を、そして現代の日本人が使っている日本語の源泉である大和言葉の一音一音の持つ意味を、深く探って行くと、究極においてこれからお話ししようとする言霊に行き着くのです。(はしがき)

この本を読んで言霊の意味に興味を持たれた方は、是非ご自分の心の内容に立入り言霊の存在を確認して頂きたいものです。このことによって我々日本人の話す日本語の持つ素晴らしい内容と、人間の心の霊妙としか言いようのない構造に気付かれることでしょう。と同時に、人間とは何であるか、日本人とは、という問題に明確な解答を手にされることとなりましょう。

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古事記と言霊

1995 ( H7.5 )

「言霊原理より見た日本と世界の歴史とその将来」掲載

日本人と日本語の原点であり、そして長い年月日本人の意識から忘れ去られていた言霊の学問がどうして現代に甦って来ることが出来たか、古事記を抜きにしては考えられない問題なのです。実に古事記なくして言霊学はなく、言霊の原理なくして、古事記を語ることは出来ません。この切っても切れない、古事記と言霊との関係についてお話しするのがこの書物の目的。(はしがき)

「古事記解義言霊百神」が刊行されてから二十数年の歳月が過ぎました。この間、著書の内容を心の中に噛みしめ、その宗教的・哲学的な言葉を咀嚼し、消化して、人間の心と言葉というものに関心を持つ方ならば誰にでも理解出来るよう解説を試みたのが本書。

古事記と言霊との関係物語をするに当って、本書では先ず、古事記という書物の内容についてあらましの解説をし、次に言霊とは何か、を簡単に説明して読者のご理解を頂き、その上で両者の関係を詳細にお話することとしました。(はしがき)

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コトタマ学集成書

上巻

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下巻

2007 ( H19.2 )

言霊の会の月刊会報〜言霊学を学ばれる方々の便宜を図るために本にまとめることとしました。二冊に分け編集、発行。

この本を手にされた方は、頁をアトランダムに開き、そこにある一章をお読み下さるならば、人間の極く普通の行為の中に、言霊という生命の粒子が鏤(ちりば)められた宝石の如き真理の内容に出会うことが出来るでありましょう。

若し、一号より通読して頂けるのならば、生命を構成する五十個の言霊とその活動の結論の中に、いまの世の中では決して発見することが出来ない「光の言葉」、如何なる心の暗黒をも一瞬にして消し去る霊葉の存在と、その光の言葉が放射される心の過程とをご理解頂けることとなりましょう。

島田正路氏著書管理・販売:コトタマのしおり  

「言霊の会」について

  言霊の会は島田氏の活動名としての名で、組織名ではございませんので現在は存在しておりません。

  島田氏が発行しておりました会報の購読者を会員と呼んでおりました。

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