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 人の心と言葉の法則

  遠い昔人類の祖先は人には心がある「心とは何なのか」と疑問をいだき

  心と言葉の真実にたどりつきました

 

コトタマ

人類の祖先が心とは何かを解明した内容は、奈良朝初代元明天皇の指示により選上された、日本古代の歴史書「古事記」「日本書紀」に記されていたことが、近代明らかにされました。中でも古事記上巻神代の項に詳細が記されています。

その内容は、いったい人の心はどのようなものからなり、どんな構造をして、どのように動き、どうあらわれるかまで、細部にわたったものでした。

それがコトタマであり、コトタマノマナビです。

 

​詳しい説明に入る前に、まず押さえておくべきことがあります。

それは、人の心は宇宙のみなもとを感知し、その宇宙意志、内容である宇宙の仕組みや動きなどを感知するセンサーの機能があるということです。

それをふまえながら進めていただきますと、少しではありますがこれから説明する内容のイメージがつきやすくなるかもしれません。

心の要素のことをコトタマと呼びます。漢字では「言霊」。

この字が要素の内容をとてもよく表しておりますので、この漢字をつかって説明いたします。

 

コトタマとは、「言・コト」と「霊・タマ」で出来たものです。

先に人の心は宇宙を感知するセンサーだとお話しましたが、心が宇宙エネルギー(霊)」を感知し、その感知した一つ一つの内容にもっとも適した「宇宙のひびきである音(言)を合わせてできたもの、それがコトタマです。

ですから必ず音(言)とエネルギー(霊)の一対であり、それぞれの内容を合わせ持っています。

 

また宇宙エネルギー(霊)と音(言)を合わせて出来たコトタマは、言(ことば)の最小要素でもあり、心の要素であるコトタマとは、言(ことば)の最小単位であると同時に、霊(こころ)の最小単位でもあるもの、まさに「言霊」です。

そして、このコトタマの数は先天十七個、後天三十三個(内文字化一個)の五十個で、コトタマ五十個とは、日本語の「アイウエオ五十音」の清音の単音のことです。

その五十個のコトタマを組み合わせてつくった言葉が、日本語の起源である「大和言葉」です。

 

【注】

コトタマとコトダマは同じではありません。

コトタマは言葉の最小単位であり心の最小単位でもあるもの。コトダマと濁点がつくことで言葉に含まれた魂という意味になり、まったく別の内容になってしまいますのでくれぐれも混同なさいませんようにご注意ください。

 

このコトタマは、常に「」に存在しています。

この五十個のコトタマが心の中でどのような仕組みをして、どう動いているのか、その結果どうあらわれるかを明らかにしたものを、コトタマ原理といいます

人はあらゆることを言葉で認識し表現します。それは五十個のコトタマが心の中を目まぐるしく動いてくれているからなのですが、ただ動いているのではなく法則をもって動いています。その法則こそがコトタマ原理の内容ということです。

コトタマ自覚による特徴

人類は生まれながらにして、五十個のコトタマで構成された心を授かっています

人の主体であり本体である宇宙の生命意志(人は神と呼ぶ)エネルギーが、人の心を通していかにあらわれどうなるかなどの全容(基本原理)を明らかにしたのが「コトタマ・コトタマ原理」ですから、コトタマ(コトタマ原理)は、人種や言語の別を問わず、人が人である限り変わることなく全ての人に当てはまる心(精神)の基本法則です。

​​

そのコトタマを自覚するということは、宇宙のみなもとの観点である宇宙の観点が得られることです。この観点で物事をみますと、実相がつかめ、それがもとになり、おのずと心の中に言葉があらわれ判断や選択ができ、迷いがなくなります。

自分以外の存在などの媒体を介する必要はなく、直接心の内で受け取れるようになります。

自分は何者で何を成すべきなのか...自分が携わっていることが世の中でどうあるべきかこれでよいのか...などの答えも、コトタマを自覚し自分がみえ世の中の全体像がつかめることで、はっきり分かるようになります。

また人の心は、様々なことを思いつかみどころがないように感じるものですが、心の基本法則であるコトタマ原理をもとに照らし合わせることで、自他どちらのことも正しく理解できます。

この地球上で起こる特に人に関する出来事は、このコトタマ観点で紐解いていくことで謎ではなく明らかになります。

コトタマ自覚の最終地点では、自分と宇宙のみなもととがひとつになります。

そして宇宙の内容であるすべてのコトタマがそこに存在することを自覚します。

​自覚者になりますと、誰もがそれぞれ同じ宇宙と直接つながるため、それぞれが同じ言葉を受け取ります。

そのためコトタマ自覚者が集団になったときには、皆で確認することになります。そこには一人をリーダーとし後に続く者が存在する現代の三角形のスタイルにはならず、誰もが等しく同じ状態で存在する輪のスタイルです。

三角形的リーダーのあり方は必要なく、まとめ役が存在するくらいで、まさにです

和(ワ)とは、お互いを受け入れてひとつになることです。

平和とも違います。妥協により自由意志を損ねることも起きません。

コトタマのまなび

コトタマとは人に与えられている心の仕組みのことですから、コトタマを学ぶとは、他の学問を学ぶような新しく覚えることは一つもありません。ただ自分の心が本当にその通りになっているかを確認する作業です。

その確認する内容の詳細は、残された歴史書である「古事記上巻神代」の項に記されているため、古事記を教科書とします。(古事記以外にコトタマの教科書はありません)

 

そこに記されている内容をもとにご自身の心の内を調べていき、すべてがその通りになっていると確かめられたとき、初めてコトタマが理解できた事になります。そしてその原理が間違いなく適応できる事を実際に確かめたとき、自覚者の域に達します。

コトタマは日本語のアイウエオ五十音を扱うものではありますが、日本人だけに関係するものではありません。

人類に与えられた人類共通の心の内容です。

しかしアイウエオ五十音が基本ですので、ある程度日本語ができる必要があります。

日本語を知らずコトタマを理解自覚したい方につきましては、まず簡単な日常会話が分かるくらいまでの日本語の知識を身につけることが必須となり、その上で学ばれますと、誰もがコトタマ自覚者への道を歩むことができます。

ここでひとつとても大切なことをお伝えしておきますが、コトタマを自覚できる心の状態は、日々の生活で忙しく動く心の状態とは別になります。

ひと時あわただしさや心配事から離れ落ち着き、おさない子のような素直な心でのぞまれますと、より自覚が進みますのでどうぞお試しください。

現代初コトタマの自覚者となられた島田正路氏は、この古事記を教科書として心の成り立ちすべてをご自身の心の内で証明されました。そして証明された心の詳細を教科書である古事記本文にそって説明をつけ、心の解説書として著書「古事記と言霊」を出版されております。

古事記は神様の名を使って謎なぞのように真実を隠していますのでとても難解で、初心者にとっては原文から真の内容を理解するだけで労を要してしまいます。

これからコトタマを学ぶ方は、その部分の解説もされている氏の著書を参考にされますと、正確かつ進みやすくなります。

なお氏が「古事記と言霊」を使いご講義をされていた時の音声データも公開いたしますので、著書とあわせてお聞きになりますと、より深く理解されることでしょう。

またどなたにもすぐにご覧いただけますよう、島田正路氏の師である小笠原孝次氏、ならびに島田正路氏の著書全冊を公開しております。メニュー「書籍・音声」よりご活用くださいませ

こちらでは、押さえておくべきことのみ構造図で記しておきます。

心の要素五十個と発動図  

〔先天要素〕 17個

 ・母音 5個 イエアオウ 

   ・半母音5個 ヰヱワヲウ 

 ・父韻 8個 チイキミシリヒニ

​〔後天要素〕 33個

 ・子音 32個

   タトヨツテヤユエケメ

   クムスルソセホへ

   フモハヌラサロレノネカマナコ

 

 ・文字化 1個

   ン

〔合計〕 50個

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心の発動図・二種​  

宇宙意志発動構造           宇宙剖判構造

 (日本書紀)              (古事記)  

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心の一循環図

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心の体型イメージ

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