❙ 人類の歩み

​

人類の祖先が心を意識しコトタマを発見した時から未来にいたるまでの創造の内容

​

​

​

私たち人類はそのつど道を選んでいるように感じてきましたが​、実はすでに計画された通りに歩んでいます

​

​

​

​❙歴史の黎明〜第一「精神文明」時代

​

今をさかのぼることおよそ一万年以上前、人類はそれまでの大自然生活から、人に与えられた種の内容が活動を始め、心の存在に気づきだしました。次第に心とはいったい何なのかと、同じ疑問を持つ人が集まり研究が行われました。場所はアジアの高地高原地帯と言われています。

​

​

長い年月の末、ついに人の心を構成している最小要素と全構造を解明し、最小要素にそれぞれ適した音を合わせ布斗麻邇（フトマニ）と名づけられました。その心と言葉の法則を、現在では「コトタマ」「コトタマ原理」と呼んでいます。コトタマとは日本人にはなじみ深い日本語のアイウエオ五十音のことです。

​

次にコトタマの研究集団はアジア高地より現在の日本列島に移り、発見されたコトタマ原理にもとづいて、​事物の内容をあらわす名をつけ、真理そのものである言葉をつくりました。コトタマでつくられた言葉を大和言葉といいます。そしてその言葉がそのまま通用し誤らない社会と体制を築き、理想的な国が創造されることとなりました。コトタマを漢字では言霊と書き、一字で霊（ヒ）ともいいます。言霊を扱う大もとの国なので「霊（ヒ）のもと」とも呼ばれ、現在の日本にあたります。また言霊を自覚し活動する人を、霊を知る人で「霊知り（ヒシリ・ヒジリ、転じて聖）」と呼びました。

この霊のもとのコトタマ原理と国家体制は世界中に伝えられ、ついには世界中が理想の精神文明繁栄の時代を迎えたのです。

それは少なくとも今より三千年以上前のことで、この時代を第一精神文明時代と呼びます。世界各民族の神話が伝える心豊かに暮らしたお話は、事実存在したこの精神繁栄の時代を、神代という表現で後世に伝えたものなのです。そして誰もが宇宙のみなもととつながっていた時代です。

​

​

​

​

​❙第二「物質科学文明」時代

​

その時までの精神文明に次いで、人に与えられたもう片方の性能である、物質文化の創造が急務であることを感じた霊知りの集団は、競争心を活発にさせ物質科学発展促進をうながし、あわせて完成後には明らかになった精神・物質両面の原理を活用し、人に与えられた両性能を使い人類が豊かに暮らしていくことを計画しました。そのため精神文明の基礎であるコトタマ原理を、科学が解明されるまでの一定期間、世界の人々の意識から隠してしまう施策を決定したのでした。

​

ちょうどその頃コトタマ原理を学ぶために留学生として、伏義・新農・モーゼ・老子・孔子・釈迦・イエス キリスト・マホメット等が、次々おとずれておりました。（竹内文献）

習得したのち、彼らはそれぞれの故国に帰り、哲学・宗教の形式で各民衆を指導し、コトタマ原理を隠すことで起こってくる暗黒時代における精神的支柱の役割を命じました。また将来コトタマ原理がよみがえる時に備え、原理を受入れやすくするための人の精神修練に向けて、多少の違いはありますが各宗教書の中にコトタマを表徴的に暗示しました。

​

ただ一人留学生の中のモーゼだけには特別な使命を与え、コトタマの十の原理をヘブライ語のトーラとして授け、その運用によってその民族（ユダヤ民族）を統率し、その民族で世界を動かし「物質科学の開発、経済および権力による世界再統一」を図る役割を命じました。（日本民族が神孫民族、イスラエル・ユダヤ民族が神選民族と呼ばれる所以）

こうしておよそ三千年前、物質科学の研究は外国朝鮮半島に渡り始められ、次第に西洋で盛んになり、世界再統一においても徐々に進んでいきました。

​

一方日本ではよみがえる時の準備として、「コトタマ原理を形の上で表徴する各種の建造物を残す（伊勢の内外宮の本殿の造り方ほか）」「コトタマ原理を宮中の重要な儀式の形で後世に残す」「コトタマ原理を明らさまではなく謎として呪示する神話の制定（古事記・日本書紀ほか）」などが行われ、二千年前（第十代崇神天皇の時）にはコトタマ原理が完全に停止されました。

​

​

時がたち（明治の頃）外国では物質科学の研究が進み、物質の最小単位である原子核内に目が向けられるようになりました。それと時同じくして日本では、コトタマの存在に気づかれた明治天皇・皇后両陛下と皇后付の書道家である山腰弘道氏により、隠没後初のコトタマ研究が行われ始めました。コトタマ復活のきざしです。

​

現在モーゼに命じられた、物質科学の解明・経済と権力による世界の再統一の業は、二つながらほぼ完成の所に来ています。科学の研究は、物質の究極最小単位である素粒子（17個）が出揃うまでになりました。

一方コトタマ復元に関しましては、明治天皇以後四名の方々に引き継がれ、昔あったと同じように完全に復元され、人の心は過去コトタマを隠す以前のようにコトタマが自由に動きだしました。

​

​この時代を第二物質科学文明時代と呼びます。

​

​

​

​

​❙第三「生命文明」時代にむけて〜その先には

​

こうして長きにおよんだ精神につぐ物質解明の時代も終わりの時がきており、霊知りの計画通り、精神・物質両面の原理活用をいよいよこの現代社会において行っていく第三の時代への移行期に入りました。

​

現在人類は、権力による世界再統一の最後の振る舞いに辟易しつつも、主体性を持ち動きはじめています。光が指す一番暗い夜明け前のような、まさにそんな状況です。

​

​

そしてこの辛い状況の先にある第三の時代とは、現代人がよく知るところの科学の恩恵を受けながら、遥か昔そうであったように、世界がまたひとつになり人類が心豊かに暮らしていく、人間生命の内容を余すことなく活用して生きる『生命文明』時代です。

​

次の新時代を迎えるために、コトタマを保持する日本ならびに世界全体でこれから行っていくことが幾つかあります。（詳しくは各著書の歴史の項にて）

主には人類が同じ方向を目指すための重要な三つの世界会議で、「世界宗教会議」「コトタマと科学の照合会議」「世界政治経済会議」です。

この三つの会議では、殺伐とした世の状況とそれにともなう矛盾に対して説明がなされ、最終的に第二物質文明時代の目的の完了と終わりが告げられます。

そして次なる第三の新時代に向けての世界憲章が定められ、それに沿って各国家民族の国内法が見直され、新時代の幕開けとなります。

​

そうして世界はまたひとつとなり、新しい時代を迎えます。

その新時代を迎えたあかつきには、初めて人類は人に与えられた性能をフルに活かし生きていくことができるようになります。

​

世界政治の場では、コトタマが隠される以前のように霊知りによるコトタマ原理の活用により世界の和が保たれ、人類は物心共に豊かで喜びのある生活を送るようになります。

それは人類だけのことではなく、地球上のあらゆる存在との調和に満ちた日々に。

​

​

そして人間生命の活用になれたその時には、人類は地球人として宇宙に羽ばたき、宇宙でも調和をとっていくことになるでしょう。

​

​

以上が霊知りによる、人類に対する計画の内容と経過、過去から現在未来までの展望です。

​

​

私たち人類は、第二の物質科学文明時代という殺伐とした時を生きてきました。

今なお殺伐さはつづき、終わる様子さえ感じられないかもしれません。

ですが、それでもヒカリの未来創造の中なのです。

 

いにしえに始まり、今に至るまでのそれぞれの時代を人類は生きてきました。

その誰一人欠くことのない人類すべての人の命（イの道）の営みによって、ここまで来ることができました。

そしてこの先もつづく人類すべての人の命（イの道）の営みによって、輝かしい次の時代に移行していくことができます。

 

そうです・・・

​

目指すヒカリの世は、日一日と近づいてきています